トヨタのSUVとして、ヤリスクロスとかなり近いポジションにいるのがC-HR。
ボディサイズも近いこともあり、正直ヤリスクロスはC-HRのフルモデルチェンジなのでは?とかC-HRはいずれ廃止するのかと思った人も少なくないのではないだろうか。
ヤリスクロスとC-HRはどこが違うのか、その比較を今回お伝えしたい。
ヤリスクロスとC-HRの違いと比較
ヤリスクロスとC-HRのボディサイズを比較
ヤリスクロスとC-HRのボディサイズを比較した表が以下の通りだ。
比較表
ヤリスクロス | C-HR | |
全長 | 4180mm | 4360mm |
全幅 | 1765mm | 1795mm |
全高 | 1560mm | 1565mm |
ホイールバース | 2560mm | 2640mm |
ヤリスクロスよりもC-HRの方がボディサイズが全長180mm、全幅30mm、全高5mm大きく、ホイールベースが80mm長くなっている。
ボディサイズは近いものの、ヤリスクロスはBセグメントSUV、C-HRに関してはCセグメントSUVとカテゴリーが異なる。
リヤシートバックの分割比率の違い|4:2:4分割か6:4分割か
ヤリスクロスのシートバックは4:2:4分割可倒式リヤシートとなっている。
それに対して、C-HRに関しては6:4分割可倒式となっている。
エンジンのラインナップの違い
ヤリスクロスのエンジンには、ガソリンとハイブリッドモデル共に直列3気筒1.5Lのダイナミックフォースエンジンが採用されている。
C-HRに関しては、直列4気筒1.2Lのダウンサイジングターボとなる8NR-FTS型エンジンをガソリンモデル、直列4気筒1.8Lの2ZR-FXE型エンジンをハイブリッドモデルに採用している。
ヤリスクロスにはハイブリッドモデルにも4WD(E-Four)を設定
駆動方式に関してC-HRは、ガソリンモデルには2WDと4WDの両設定がされているが、ハイブリッドモデルに関しては2WDモデルのみの設定となっている。
一方、ヤリスクロスに関してはガソリンモデルだけでなくハイブリッドモデルに電気式4WD「E-Four」が設定されている所がポイントだ。
GRスポーツモデルの設定有無の違い
C-HRの特徴としては、TOYOTA GAZOO Racingが手掛けた専用デザイン採用や足回り等にチューニングが施されたGR SPORTグレードが用意されている所。
ヤリスクロスに関しては、現時点ではGRに関するモデルのラインアップの情報は出ていない。
先進安全装備の違い トヨタチームメイトの存在
ヤリスクロスの先進安全装備には、最新型トヨタセーフティセンスを搭載している。
一方、C-HRに関しても、2020年8月4日の改良で最新型トヨタセーフティセンスを搭載。
ただ、ヤリスクロスにあってC-HRにない機能としては、トヨタチームメイト(アドバンスト パーク)と呼ばれる駐車支援システムだ。
これは、車線がない所でも登録をしておけば駐車支援機能が活かせる等、最先端技術が活かされた便利な機能だ。
ヤリスクロスとC-HRはどっちが買いなのか
ヤリスクロスに関しては、ハイブリッド4WDシステム採用や先進装備搭載といった実用的な部分がC-HRよりも優位になる可能性が高い。
C-HRの強み関しては、GRスポーツモデルの設定など走りの部分で優位になると思われる。
両車のイメージとしては、
- ヤリスクロス:実用的なコンパクトSUV
- C-HR:スポーツカーのようなコンパクトSUV
といったキャラクターの違いになる可能性が高い。
具体的な走りの違いに関してはヤリスクロスの市販後に試乗しないと答えは出ないが、現状では以上のポイントがヤリスクロスとC-HRの大きな違いとなる。