ヤリスクロスと真っ向勝負になると見られるのが日産のキックス。
日産は、ジュークの代わりに日本では新型の小型SUVとしてキックスを導入することとなった。
今回、2020年に同じBセグメントSUVとしてデビューするヤリスクロスとキックスを比較した内容をお届けする。
※キックスに関しては正式発表されていないため事前に把握できている情報をもとに作成。そのため今後内容変更の可能性あり
ヤリスクロスとキックスを比較!違いをチェック
ボディサイズを比較
ヤリスクロスとキックスのボディサイズを比較した表が以下の通りだ。
比較表
ヤリスクロス | キックス | |
全長 | 4180mm | 4290mm |
全幅 | 1765mm | 1760mm |
全高 | 1560mm | 1610mm |
ホイールバース | 2560mm | 2620mm |
全長はキックスの方が110㎜大きく、全幅はヤリスクロスの方が5㎜大きい。
また全高に関してはキックスの方が50㎜高く、ホイールベースはキックスの方が60㎜長い。
全体として見れば、両車ともさほどサイズは変わらないと言えるだろう。
ヤリスクロスはガソリンとハイブリッド、キックスはe-POWERのみ
ヤリスクロスに関しては、直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジンを搭載したガソリングレードに加え、それにTHSⅡを組み合わせたハイブリッドグレードの2種類が用意されている。
一方、キックスに関しては直3 1.2Lエンジンとモーターを組み合わせたシリーズハイブリッド仕様のe-POWERモデルのみとなる見通しだ。
ちなみにキックスに搭載されるe-POWERは新しい高出力モーターを採用した新世代のものとなる所がポイント。
2WD(FF)と4WDの設定の違い
ヤリスクロスにはガソリン、ハイブリッドの両モデルに2WDと4WDの設定がされる。
キックスに関しては4WDはなく2WDのみの設定となっている。
ベースとなるモデルの世代の違い
ヤリスクロスに関しては、2020年2月に発売されたTNGA-Bプラットフォームを初採用したヤリスがベースになると見られている。
キックスに関しては、海外で2016年から発売されていたモデルを大幅改良という形で日本仕様へ仕立てた形となる。
ヤリスクロスは日本国内生産、キックスは海外生産
ヤリスクロスの日本仕様はトヨタ自動車東日本株式会社が生産。
キックスに関しては、タイで生産したものを輸入して販売という形になる。
価格帯の比較
ヤリスクロスに関してはライズ~C-HRといった価格帯となる見通し。
キックスに関してはハイブリッドモデルのみということもあり200万円台後半に設定されている。
ヤリスクロス | キックス | |
価格 | (見通し)179万6,000円~281万5,000円 | 2,759,900円~2,869,900円 |
ヤリスクロスとキックスそれぞれの強み。どっちを選ぶ?
キックスの強み
キックスの強みはやはり新世代のe-POWER搭載やアクセルペダルだけで加減速をかんたんに操れる「e-POWER Drive」モードが楽しめるという所。
ヤリスクロスの強み
ヤリスクロスの強みは、新世代プラットフォームGA-Bが採用されている所や、ガソリン・ハイブリッドの2種類から選べる点、そして2WDと4WDの設定がされている所と言える。
先進装備に関して
ヤリスクロスは最新のトヨタセーフティセンス、キックスはプロパイロットといった装備が搭載。
そこで注目したいのは先進安全装備。
ヤリスクロスのプリクラッシュセーフティでは「交差点の右折時に前方から来る対向直進車、交差点右折時の横断歩行者」の検知に対応。
さらに白線のない場所でも対応した駐車支援機能のトヨタチームメイト「アドバンストパーク」の存在も大きい。
新たに情報が入れば、改めて両車の比較をしていきたいと思う。