国内現行モデルが2020年に生産終了することが、ついに告知された。
レガシィB4の国内生産終了の話は2019年に一部新聞で報道されており、ファンの間では国内でフルモデルチェンジなくB4廃止かと不安の声も上がっていたが、その可能性が高まってきた。
今回は、レガシィB4生産終了の件と次期モデルに関する当サイトの見解をお届けする。
レガシィB4 2020年国内生産終了告知
2020年3月22日に広島スバル、山陰スバルが現行レガシィB4を6月22日迄の注文にて生産終了することを明らかにした。
現行レガシィB4・現行SUBARU BRZを以下の日程で生産を終了とさせていただきます。
レガシィB4:6月22日(月)迄のご注文
SUBARU BRZ:7月20日(月)迄のご注文お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。https://t.co/hEYoWHghaN pic.twitter.com/FfZmoLJBKX
— 広島スバル株式会社 (@hiroshimasubaru) March 23, 2020
同じレガシィシリーズであるSUVのアウトバックは生産継続されることから、日本ではレガシィB4のみカタログ落ちとして事実上の国内廃止の可能性が出てきた。
レガシィB4だけ早く販売終了する理由は
レガシィB4が国内廃止されるとしても、なぜこのタイミングなのか。
推測できるのは以下の2点だ。
推測できる理由①工場の都合上
アウトバックが日本でフルモデルチェンジするタイミングで生産終了としてもいいのではと思われる方も多いだろう。
当サイトの見解としては、工場の都合上と推測する。
なぜならば、2020年秋以降にB4の国内生産ができないと思われるからだ。
実は、昨年報じられた日刊工業新聞の記事によると2020年秋に国内でレガシィB4の生産打ち切りをするとされており、これが事実であれば2020年秋以降日本ではB4の生産が不可能ということになる。
2020年秋に生産終了させるのであれば、注文はその数か月前に打ち切らなければならないと考えられる。
そう考えると、今回の2020年6月22日で受付終了というのはタイミングが合う話だ。
推測できる理由②WLTCモード表示の義務化
2020年9月1日以降から、継続生産車に燃費性能としてWLTCモードの表示が義務化される。
つまり、現行レガシィB4を継続販売させるためには、現在のJC08モードからWLTCモードへと表示切替が必要となる。
わざわざそれに対応する手間等を考えると、義務化される2020年9月1日までに販売を打ち切った方が得策という理由もあるのではと推測する。
レガシィB4が日本でフルモデルチェンジする可能性について
多くのメディア等がレガシィB4の国内廃止を予想する中、次期レガシィB4日本発売に関して一つだけ希望とも言える情報がある。
次期レガシィB4日本導入を期待できる唯一の情報
それは、マガジンXの2020年2号に書かれてある情報だ。
こちらのマガジンXの公式サイトの記事にも記載されているが、2020年秋以降に日本のセダンのレガシィが刷新される可能性があるという内容だ。
この情報は流動的とのことだが、唯一次期レガシィの日本導入を期待できる情報と言える。
また、本記事前半でお伝えした広島スバル、山陰スバルによるレガシィB4の生産終了告知文章にはあくまで現行レガシィB4と現行という文言が記載されていることからも、次期モデルの存在を匂わせているようにも見える。
もしもレガシィB4を国内廃止するのであれば、わざわざ現行と書かずに「レガシィB4生産終了」と記載すると思わないだろうか?
仮に次期レガシィB4が日本発売となれば、北米工場で製造されたものを輸入という形になるのではと予想する。
是非とも、新型レガシィB4の日本導入を期待したい所だ。